この日はゴシックやグラム系のバンドとの共演。 トリであったため、全11曲とボリュームと聞きごたえのある構成だった。
「ICE QUEEN」と「CHANGELING」は、ZEUSの新戦力となり得る重要な曲。 2曲に共通する微妙なオリエンタリズムが、ゴシックやパンクを聞きなれた人の耳を惹き付ける。
ギターやベースの音色は民族音楽的に変容し、ヨーロッパ古楽の旋律を思わせ、 あたかもブリューゲルの版画のような美しい世界が頭に浮かぶ…。 後は「3D
GENERATOR」「FLASH BACK」とアップテンポの曲が続くが、 最近増えたように思える若者達もリズムをとっている様子だった。
「AWAKEN MIRROR 」「HELL RAZOR」は、ドラムの音色が多様に変化するのが見事。
ベースとの絡みは「低音部をメロディ化する」というゴシックの原点を思わせる。 「愛の嵐」は映画を思わせる新しい曲。 歌詞の世界では、観客をその世界に引き寄せる短絡的、散文的な歌詞が蔓延る中、
聞くものの心に何かを投げかけ、声なき声を聞こうとする。 こういった曲がインディーズであれメジャーであれ増えて欲しいと思う。 こうした世界が広く受け入れられたなら、
演奏者とリスナーの相乗効果でいつの日か新たな時代が切り開かれるかもしれない。 ラストは「MACHINE
MESSIAH」から「SUICIDE LOVER」へ。 ライブを締めくくるに相応しく、個々の楽器が調和し共鳴し聞くものの心を攫っていく。 「トリップする」というのは、良い音楽を聴き、意識を奪われることではないだろうか。
十二分に「トリップ」できた一夜であった…。
(reported by Miyabi) |
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SE
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(HELL-O- KITTY)
ICE QUEEN
CHANGELING
3D GENERATOR
FLASH BACK
DEAR FAUST
AWAKEN MIRROR
HELL RAZOR
愛の嵐
LASCAR BLEU
MACHINE MESSIAH
SUICIDE LOVER |
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